3月7日、厚生労働省はハラスメントのない明るい職場環境づくり推進を目的として、「就活ハラスメント防止対策企業事例集」を公開しました。就活ハラスメント対策に取り組む好事例企業10社の取組内容がわかりやすくまとめられています。
また、本事例集では、10社に共通する取り組みとして、次の3点を挙げています。
1,「公正な採用選考」に基づいた面接実施
2,リクルーターの行動指針やマニュアル策定
3,応募者の個人情報の限定利用
厚生労働省「就活ハラスメント防止対策企業事例集」https://www.mhlw.go.jp/content/11910000/001065368.pdf
令和2年度の厚生労働省の調査では、約4人に1人が就活ハラスメントの被害に遭っているという結果も出ています。(※「令和2年度職場のハラスメントに関する実態調査報告書」)
就活ハラスメントが起きてしまった場合のリスクは、採用担当者やリクルーターの民事・刑事責任だけでなく、企業も社会的信用の失墜や使用者責任など、甚大な被害を受ける可能性があります。
早い企業では3月から新卒の採用活動をスタートさせますが、就活ハラスメントが起きないよう注意しましょう。